ロックで端を伸ばさない様にロックする1つの方法

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「伸びる生地にロックミシンをかけると生地が伸びてしまう…。」「端を伸ばさないロックミシンの使い方を知りたい。」そんな疑問を持っている方へ向けて、「ロックミシンの使い方」をご紹介しているページです。※リニューアル前にUPしたブログ記事を再構築して掲載しております。(2017-09-28掲載)

 

ロックミシンで生地の端が伸びる

とっても便利なロックミシンですが、ニット生地にロックをする時、端が伸びてうねうねしちゃったりしてませんか?

程度によっては、ロック後にアイロンで押さえればキレイになると思いますが、毎回アイロンをかけるのってちょっと面倒ですよね。

長さが違うと、縫い合わせる時にズレてしまう事もありますし、出来るだけ型紙と同じ長さのパーツどうしを縫い合わせるのが、キレイな洋服を作るポイントでもあるんです。

 

 

生地が伸びない様にロックする方法

ステッチで伸びてしまうなら、縮めながら縫えばいいんです。

「どうやって伸びてしまう生地を縮めて縫うんだ~っ!」

って思いますよね?

実はとっても簡単な方法があるんです。

 

それは、ロックミシンの差動で調整することです。

縮める方へ差動レバーを動かしてください。(衣縫人だと上へレバーを動かします。)

伸び率にもよりますが、試しぬいのついでに、どのくらい生地が伸びるのかチェックすると簡単です。

  1. 試しぬいでN(ニュートラル←差動無しの意味)で縫ってみる。
  2. なみなみになっていたら、差動レバーを縮める方へ1つ動かしてもう一度試しぬいする。
  3. キレイな状態になるまで1メモリづつ差動レバーを動かして調整する。

これだけです。私は目盛りを1.3にしていることが多いです。

ちなみに差動はニット生地だけでなく、布帛にも使えます。

例えば、織り目が粗いタイプの生地の端を、伸ばさないようにロックしたり、カーブをキレイに縫う為に使用したり。裾カーブを縫い縮めるのに使ったりします。

特に、裾カーブの裾上げに使用すると、裾上げがかなりラクになります。

カーブがあると、場合によってはギャザーを寄せる時のように、荒ミシン後に縮めてから裾上げしなければならないので、かなり便利な使い方ですよ!初めて知った方は、ぜひ試してみて下さいね!

レディバグドルマンTの裾カーブも、この方法にすると、ギャザー寄せ風にカーブを作る必要がありませんよ~。)

差動=難しいイメージがあって、使用したことが無い方もいらっしゃるかも知れませんが、とっても簡単にキレイに縫えるので、使いだすと手放せない機能です。(笑)

簡単でキレイな仕上がりソーイングするには、道具の活用がポイントです♪

ソーイングの幅も広がりますのでぜひお試しくださいね~。

ソーイングで暮らしを豊かに。

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