※リニューアル前にUPしたブログ記事を再構築して掲載しております。(2018-05-15掲載分)

 

ハンドメイドは材料で完成度がキマル!?

+sew by ちゃきステで人気の『洗える折りたたみ帽子 サファリハット』は、素人っぽさが出にくく、買ったような仕上がりを目指した型紙です。

この型紙にたずさわるまで、帽子を作ったことが無かったので、帽子や洋服のハンドメイドの固定観念を外して、いろいろな作り方を試してみて、代用品の材料で作るより、帽子用の附属(材料)で作ると、お店で売っている帽子のような仕上がりになる事が分かりました。

おどろく程、完成度がUPしたんです。自分でもびっくりしました。(笑)

「手作り帽子の完成度は、材料でキマルみたいです。」

ハンドメイド作品はインスタ映えすれば良い?

インスタ映えするハンドメイド作品

インスタには、インスタ映えする帽子がたくさんUPされていますよね。写真で目立つという事は、普通にかぶっていても、デザインが目を引くので、実際にも素敵な帽子なんだろうなと思います。

ちゃきステ的に、上の帽子は、密かにインスタ映えを狙ったデザインです。(インスタ映え…してマスよね?してませんか? 笑)

この帽子を息子がかぶっていると

『おしゃれな帽子!どこで買ったの?』って聞いてもらえることも多いです♪(あ~うれしい。)

自分の縫製力に自信はありませんので、ミシン縫いのキレイさよりも、パッと見て、お店で買ったように見えるデザインなんだと思います。(たぶん。)

派手な柄の生地配色だったり、帽子の形が本格的なイメージに見えるんでしょうかね。(手前みそですみません!)

 

ハンドメイド帽子は、かぶった時にいい感じなだけではダメなんです!

それはなぜか?

帽子って、室内なんかで脱がなければならないことも多いですよね?

だから、ぬいだ時に見える「裏側」が意外に目立つんです。

なので、表がおしゃれだからって満足するのではなく、裏側まで気を配ってくださいね。

逆に言うと、裏の完成度が高いと、それだけお店で売っている感が出せるってことです。ここポイントです♪

+sew店長の小糸
帽子は、裏側だから適当に…なんて、裏側を侮(あなど)ってはいけません!

 

ハンドメイド帽子の裏側を簡単キレイに見せる方法

 

「裏側まで気を配れ!って言われても、ミシン縫い苦手だし、初心者だし…。どうすればいいんだ~っ!」

 

っと心配になった方、安心してください。

そんな時は、附属(ふぞく←この場合は帽子の材料)に頼っちゃってください!!

具体的には、帽子のかぶり口に、サイズテープを使ってください。

+sew店長の小糸
帽子の型紙は、リバーシブルじゃないタイプのデザインをおすすめします。理由は後程。

サイズテープを使った帽子だと、お店で売っているのと同じ作り方なので、まさかハンドメイドだとは気付かれにくいんです!

下の写真を見て下さい。買った帽子みたいにみえませんか?

理由は、サイズテープです。(型紙モニターさんの作品なので、生地合わせやミシン縫いの良さもありますが。)

+sew店長の小糸
黒いテープ=サイズテープです。

ハンドメイド帽子の裏側にはサイズテープを使うとお店で売っている帽子のように見える

『洗える折りたたみ帽子 サファリハット』型紙で作った帽子です。

 

ハンドメイドの帽子とお店で売っている帽子の違い(型紙と仕様)

ハンドメイドの帽子だと、リバーシブルのモノが多いと思います。どんでん返しで作れるので簡単ですしね。

型紙だって、外側と内側で同じ型紙を使用するので、型紙作りも簡単です。(もしかしたら、外と内が違う型紙もあるかも知れません。)

でも、売っている帽子の多くが、サイズテープを使った外側だけのデザインになった帽子です。リバーシブルではありません。

初心者の麻衣
なんで、売っている帽子と同じような型紙と作り方じゃないんだろう…?

ハンドメイドの場合、出来るだけ簡単に作ろうとするので、洋服のように作れるリバーシブルの帽子になるんだと思います。

リバーシブルなら、縫い代が出ないので、ロック始末も不要ですし、作り方も簡単です。

お店で売っている帽子は、型くずれして欲しくないとか、そもそも固いからひっくり返せないとか、いろいろと理由があって、リバーシブルじゃないデザインの方が多いんだと思います。

ちゃきステ的には、簡単に作れるだけの帽子型紙が欲しいから作ったんじゃないんです。

毎年、頭の痛い「わが子に合う帽子」が欲しいから作ったんです。(私的な発想ですみません。)

ちゃきステでは、ハンドメイドは完成度が重要だと思っており、「完成度が高い上に簡単に作れること。」がマストになってます。

完成度を下げずに、どこまで簡単に作れるのか?をいつも考えて型紙やレシピを作っているんです。

あまりに手間がかかるとか、難しい場合は、せっかく作った型紙もボツになります。(汗)

作り手のスキルに頼らず、型紙と作り方でどこまで簡単に差が出ないように完成するかを研究してる感じなんですよ。

『まさか!?手作りなの?すごいっ!』ってほめられる時の快感ったら無いですもん。(笑)

買ったの前提で会話が進むのもうれしいですしね♪

『その帽子どこで買ったの?』とか。

+sew店長の小糸
ほめられたら、心の中でガッツポーズしてます!鼻のあな広がってますね。たぶん。

手芸店で買えない帽子の附属があるんです。

子供用の帽子を作る時に、欠かせないのは、アゴひもやゴムです。

飛ばされないようにするための実用性の高い附属(ふぞく)ですが、これにこだわることで、もっと本格的な帽子が完成するんです。

サイズテープ以外に必要な附属は2つまたは1つ。

  • 平ゴム(小さい子向け)
  • 平ひも(年齢問わずOK)
  • ストッパー(平ひも使用時)

実は、上のアイテムの中で手芸店では買いにくい材料があるんです。一番手に入りにくいのは、何だか分かりますか?

 

正解は…

 

「平ひも」です。

 

意外ですよね?よく帽子についているあのヒモです。

たかがヒモですが、されどヒモなんです!

理由は、最後まで読んで頂けると分かるようになっています。(思わせぶりですみません。上手く文章がつながらず、下に別で説明させて頂きました。)

では、その次に手に入れにくいのは、なんだと思いますか?

平ゴム?

それともストッパー?

消去法で考えると、平ゴムは100均にも置いてあるくらい買いやすいので、正解はストッパーだと分かりますね。

それにしても、「えっ!?ストッパー?!普通に買えるよ?」って思いませんでしたか?

それこそ100均でもストッパーは売っていますし、不思議ですよね?

理由は、帽子に合ったものは売っていないということで、2番目にランクインさせました。

帽子用に良いサイズ感とやわらかさのものが少ないから、ストッパーはとっても貴重なんですね。

一番手に入れやすいのは、どこでも手に入れやすい平ゴムです。

平ゴムは、よく売っている平ゴムでも大丈夫です。

ただし、白ではなく、黒がおすすめです。色が違うだけで、売っている帽子っぽい完成度に近づきますので、ぜひ黒い平ゴムをお試しください。

 

完成度をあげてくれる帽子材料を手に入れる方法

上にあげたストッパーと平ひもは、小売りで販売されていないことが多いので、卸をしてくれる「付属屋さん」か「メーカー」から直接買い付ける方法しかありません。

単位は、1巻や、1カートン(小さなストッパーだと100個とか?)という単位になると思います。

とはいえ数が多すぎるので、とてもわが子用の帽子材料として、購入できる代物(しろもの)じゃないですよね?

 

1個分の帽子材料を手に入れる方法

ちゃきステで帽子のサンプルを作る際に、納得できる材料が買えずとっても困ったので、めちゃくちゃ探し回って見つけた帽子の附属を、一個分の帽子材料として販売することにしました。(宣伝になってすみません!)

 

ちゃきステこだわりの帽子材料とは?

ちゃきステの帽子用材料には、こだわりがあります。

一番大切にしたこだわりは、

『わが子に使っても不安はないか?』です。

例えば、帽子用の平ひも。

アパレルではその商品ごとに、ボタンやバックルなんかの材料を染めたり、その商品用に編みたてた附属を使用しているので、平ひもも定番商品として売っているものと思っていました。

でも意外にも、平ひもって、ほとんどの手芸店で売っていません。

もと服飾資材メーカーの知人に聞いてみると、平ひもは丸ひもをつぶして作るんだそうです。

だから、わざわざ最初から平ひも専用に作って、お店においているお店が少ないんだとか。

 

平ひもに適しているおすすめ素材は?

平ひもには、綿・アクリル・ナイロン製のものが多いと思います。

何となく、天然素材の綿が一番良い気がしませんか?

でも、その知人いわく、一番良いのはアクリル製とのことです。

平ひもは丸ひもをつぶすため、綿よりアクリルの方が戻りにくいのが理由です。

 

平ひもをネット上で探すには?

ネットで平ひも アクリル等で検索すると、靴ひもがヒットすることが多いです。(っというか、ほとんどが靴ひも向けです。)

素材も見た目も同じなので、帽子に適した平ひもなのかどうかは、現物をみてチェックするしかありません。

面倒ですが、少量づつ購入するか、一か八かで購入する感じになります。

 

ちゃきステが選んだのは、日本製の平ひもです。

ちゃきステでは、綿・アクリル・ナイロンなど、かなりたくさんのサンプルを取り寄せ、平ひものチェックをしました。

その中で、綿のようにさわやかな手触りで、綿より毛羽立ちにくそうなアクリルの平ひもを選びました。

(日本製でヒモを作っている有名なメーカーが作っています。)

同じメーカー製でも、綿の平ひもの場合は、少し固めの手触りで、ストッパーの上げ下げで毛羽立ちやすく、洗濯するとギュッと編み目が詰まって、もっと固くなりそうな感じでした。(天然素材が好きな方や、固めの印象にしたい場合は綿でも良いのかも。)

 

どんなサイズテープが良いのか?

サイズテープは、安心のKIYOHARA製。(アパレルの大手副資材メーカーです。)

ちゃきステが選んだのは、ふっくらしたサイズテープより薄手のタイプです。夏用の帽子にはこのくらいの方がいいかな?と思います。

 

サイズテープをネット上で検索する時の注意点

サイズテープで検索すると、サイズ調整テープが出てきます。

これは大きすぎる帽子の頭口を小さくするためのモノなので、サイズテープとは別物です。(名前が似てるので勘違いしやすい!)

 

作った帽子が大きすぎた場合に使用してくださね。

 

ストッパーを探しについての苦労話

今回の仕入れで一番苦労したのがストッパーです。

帽子に使うためのストッパーには、1つ穴と2つ穴があります。(値段はUPしますが、違うデザインもありますよ~。)

1つ穴のタイプでも帽子用に使えますが、ひっぱると抜けてしまうため、先っぽに対策が必要になります。(ヒモを結ぶかビーズなどを通す。)

2つ穴タイプでも、先までひっぱると引き揚げにくくなりますが、抜け落ちる事が無く安心なので、2つ穴のストッパーを探すことにしました。

穴が2つあると、穴1つに1本の平ひもを通せば良いのもポイントでした。(1つ穴だと、1つの穴に2本の平ひもを通す必要があります。)

丸型もありますが、四角っぽい形が良いなと思ってました。何より押しやすいし、すっきりシンプルにかっこよく、おとなにも子どもにも使いやすい形だと思ったからです。

四角っぽい形の中でも、できれば横からみると円柱ではなく楕円で、薄型が良いと思って探しました。

上のcolor cord stopperは円柱型。ほとんどのストッパーがこの円柱型だったので、薄い形を探すのも大変でした。

そして帽子用のストッパーで重要なのは、形だけでなく、サイズ感とバネの固さ。

サイズ感的には、帽子用なので、デザインを邪魔しない小さくて目立ちにくいものが理想です。

でも売っているストッパーは、2.5~3cm程度の長さのモノがほとんどで、結構目立ちます。邪魔です。

2cmくらいのものはないものかと必死に探し回りました。(たかが5mmですが、その存在感の違いは歴然!)

そんな中、アウトドア用のストッパーで有名なメーカーで、理想的な形のものがあったので取り寄せてみましたが、ばねが固すぎて大人でもうまく押せない…。

アウトドア向けなので、調整のしやすさよりも、しっかり止まることに重点をおいている商品のようです。

(すべてプラスチック製で出来ているストッパーは固いものが多いようです。金属性のバネでできたストッパーの方がやわらかいので、購入する時に参考にしてください。)

 

ちゃきステが選んだストッパーとは?

大きさや形が希望通りで、金属製のバネを使っているストッパーを探していると、海外製のよくわからないブランド(メーカー)のものが多く、日本製を探していたちゃきステ的には、暗礁(あんしょう)に乗り上げた感じになりました。

子供の力で押せて、あごひもを調整できるもの。そして目立たず小さいもの。これだけでもかなり難しい条件なのですが、さらに日本製と条件を付けると、選択肢が無くなってしまいました。

海外製のよくわからないブランド(メーカー)のものは多くありましたが、せっかく付けたのにすぐ壊れてしまったら、面倒くさすぎて直さず放置しそうなので(私の場合です…。)、品質の高さと耐久性を考えて、YKK製にしました。

YKK製ではありますが、現在日本でこのサイズのストッパーは作っていないとの事で、海外製です。(担当の方から台湾製だと教えて頂きました。)

こういった附属は、生産工場が変更になることも多いらしいので、今後工場だけでなく、生産国も変更になる可能性もあります。

(こちらが帽子材料セットのページです。)

裁縫帽子材料セット

ショップページにも書いていますが、いつまでメーカー在庫があるか分かりませんので、帽子材料は定番商品としてけない状態です。

今、ちゃきステがオープンしていますので、お早目にお買い上げください。

今、帽子を作るタイミングに入っているので、前回のオープンで、10個以上購入してくださる強者もいらっしゃいます。

ちゃきステの在庫にも限りがありますので、ご希望の方は、お早目にどうぞ。

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