この記事では、久しぶりの新作型紙のファーストサンプル(初めてのサンプル)をおひろめしています。
すでにインスタではチラッと写真を公開していますが、その詳細を公開しています。
fa-check-square-o使用生地はこちら
デザイン詳細
最近は、袖にボリュームのあるぽわん袖(バルーンスリーブ・キャンディースリーブ・パフスリーブなどあり)が人気ですね。
普通の身頃にボリュームのある袖がついているパターンや、ドロップショルダー(肩落ちデザイン)にギャザーいっぱいのぽわん袖がついているものなど様々ですが、今回企画したのは、ナローショルダー(肩巾がせまい身頃)にボリューム袖がついたタイプのデザインです。
ドロップショルダーにパフスリーブの型紙を作ったことがあるのですが、その時にちょっと縫いにくさを感じる部分があったので、今回はパワーショルダー寄りのデザインにしています。
ナローショルダーは、使用生地によってはフォーマルやドレスっぽくも作れるし、はやりスタリもなく「プレーリー・ガールテイスト」としては普遍的なので、ずっと着られて最高!
その他のデザインとしては、ちゃきステなりの味付けとして、↓こんな感じにしましたよ~。
fa-check-squareすぽんとかぶれる後ゴム。(←子供の亊を考えたら絶対コレは外せない!)
fa-check-squareギャザーたっぷり&縫いやすくてボリューミー。(←ギャザーたっぷりはやっぱりかわいいしで決定♪)
fa-check-square流行ってるビッグカラー。(←トレンド服も作りたくなるしで決定。)
fa-check-squareよそゆきやフォーマルにも使える丸衿デザイン。(←お気に入りの子供フォーマル服ってあんまり売ってないし、作った方が早いしで決定。)
そもそも新作のコンセプトって?
この型紙のコンセプトは、ズバリ!ギャザーたっぷりで乙女なワンピース。
みなさんの中に「大草原の小さな家」というアメリカのドラマを知っている方はいらっしゃいますか?
このテレビドラマの中で女性キャストが着ているファッションがプレーリー・ガールと呼ばれるテイストで、今までに何度も流行ってきた流れがあります。
このテレビドラマ自体はかなり古いので、私もリアルタイムでは見たことはありませんが、西部開拓時代のアメリカ(1870年代から1880年代にかけて)を舞台にした半自叙伝的小説で、テレビ版は1974年から1982年まで、全9シーズンの放送だったようです。
この中で女の子が着ているようなデザインのワンピースが、最近インスタなどで人気なハンドメイド服とほぼ同じか!?というくらい似ています。
花柄だったりギャザーたっぷりの洋服だったりで、まさにリバイバルな感じ。
個人的には本流のファッショントレンドと少し違うようにも思いますが、ハンドメイド業界では、このフリフリギャザーで乙女なイメージに、古臭さもなく、とにかくかわいくて普遍的な感じがしてますよ~。
そんな乙女なワンピースにぴったりなリバティー生地が人気なのもうなづけますよね~。
ファーストサンプルの仕上がりは?
手前味噌ですが、店長の小糸ですら見た目よりラクに作れたし(ハードルが低くないか?!)、全体的なイメージはOKでした。
胸から下にふんだんにギャザーが入っていてかわいいですし、私でもかぶれちゃうくらい後衿ぐりを広くしたので、子供もかぶりやすいのがすごくいい感じ。
でも店長的には、ちょっと残念な部分もあり…。
仕上がったラインがスッキリしてないし、ギャザーの良さが生かされていない感じかもー。(何だか致命的な表現満載じゃないか!?)
具体的には以下が気になります。
- アームホールのあたりがスッキリしていない。
- 袖は今の流行であるボリューム袖にした方が良いのでは?
- 一人でお着替えするには身幅が少しせまい感じ。
- ギャザーに取られて、少し袖丈が短い気がする。
これをふまえて、すでに再サンプルを作成しています。
そちらのおひろめは次回にしますね♪